本物は広まりにくい

  本物は広まりにくい

お役立ちコラムCOLUMN

2016.06.09

本物は広まりにくい

歯科医療でも本当に正しい技術はどうしても広まりにくいのです。
これは、広告やメディアといった媒体を考えればなるほどとうなずけます。

よく、「○○で有名な先生!」なんてキャッチフレーズはよく聞きますし、テレビでも、メディアでも「隠れた名医」何て言うフレーズをよく耳にします。

しかしよく考えてみれば、テレビやメディアがただで取り上げてくれるわけはありません。
隠れた名医は、キチンと高い広告料を払い自称名医の称号を買っているわけです。本当の名医ならこんなこと、こっ恥ずかしくてできません。

まだ大学を卒業したての世間知らずの頃は、「どうしてこんな、めちゃくちゃな治療をしている先生が名医なんだろう?」と真剣に悩んだものですが、メディアがお金を稼ぐのに、公正なことなどできるわけはないわけですから、こんなことは当たり前なのです。

また実際に「キチンとした治療をしている先生が、派手な広告をすることができるか?」という疑問ですが、実はこれはほとんど不可能です。

何故なら、歯科治療を行う上でも、適正な原価率というものがあります。通常広告を打って患者さんを集めるには売り上げの15~20%ものを広告費が必要と言われており、美容業界では30%を越えることもざらですから、それが原価にのしかかってきます。

つまり、広告費で失った原価率を、内容を低くして補う必要がどうしても起きてきます。
スタッフのレベルが低いか、材料の質が低いか、治療を技術やかける時間をはしょることになるのです。

このようなことを総合的に考えると、雑誌や、テレビ、メディアに頻繁に出る歯科医院がレベルが高いとは言いがたいのです。

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