薬と医療

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お役立ちコラムCOLUMN

2018.07.04

薬と医療

私の場合、歯の治療で薬を出すことはほとんどありません。

もともと薬は大嫌いなので、どうしても必要なとき意外は絶対に飲みません。
というのも薬で随分ひどい目にあってきた経験があるからです。

子供の頃からお腹の調子が悪く、すぐに下痢や腹痛で悩まされており、当時正露丸に砂糖をまぶしたものを無理やりの飲まされた記憶がありますが、これといって効果があった記憶がありません。

大学生になって、ある日鼻水が止まらなくなって、12時間効果が持続する鼻水を止める薬を飲んだのですが、鼻水は止まりましたがものすごく眠くなり、授業に集中できないからと飲んだのが却ってもっと集中できなくなってしまい、二度と買うことはありませんでした。

そして、歯の治療でボルタレンという痛み止めを出され、治療の後で飲むと、激しい腹痛と具合の悪さに襲われ、なんと恐ろしい薬だと思いました。

私も歯の抜いたときはさすがに抗生剤と痛み止めを出しますが、抗生剤は塩水でゆすいで、清潔にしていてくれれば、少し大きめの手術でも1日飲めば十分ですし、痛みどめも痛くないなら飲まないでくださいと伝えます。

薬が有効な場合もあります。
確かにインフルエンザや、重篤な感染症、そして、処置をするための麻酔薬、そして、消毒薬です。これらは薬としては必要だと思いますが、インフルエンザの薬は慎重に処方しないと敏感な患者さんで問題が出ることがあるので難しいところがあるでしょう。

しかし、それ以外の慢性疾患の薬はほとんど意味が無いし、むしろ西洋医学的なアプローチは諦め、歯の治療や東洋医学の漢方や気のめぐりを良くするなどの治療法のほうがよっぽど効果があると思います。

私自身、「常に胃が重い」、「体が重くてつらい」、「精神が鬱状態になる」、「突然不整脈が出る」といった病院にいっても治らない、処置なしの慢性的な不具合を経験してきました。そして、それらすべてを解決できる方法をやっと最近知ることができました。

まず適切な歯科治療(虫歯やかみ合わせ)はこのような慢性疾患にはとても重要だと考えます。意外に歯の影響は大きいと思います。審美治療やインプラント治療など甘い言葉に誘われても絶対にその手の治療を受けてはいけません。歯の治療の本質とは異なる治療を受ければ、問題が必ず起こるからです。

つぎに、東洋医学の漢方は慢性疾患に有効で、体質を徐々に変えてくれます。しかし診断がとても難しく、私も今勉強中ですが、表に出てきた症状から、より深い原因を探り、その原因である臓器にアプローチしてゆくような診断力が無いと難しく、中国にもそのような診断や処方が優れた先生がそう多くはいらっしゃらないようで、日本ではなおさら探すのが難しいと思います。

また、中国では一般的な気功という気を補う方法も併用すると大変効果が高いと思います。しかし気功の本当に優れた先生は日本にはほとんどいらっしゃらないので、探すのが大変です。また、漢方医と医療気功とは中国でもあまり連携が取れていないようで、それを合わせて治療を受けるのは至難の業です。今は医療気功の名医とも出会え、その先生が漢方医とも連携を取ってくれているのでとても助かっています。実際本当に体調が良くなりました。

日本の薬ずけ医療は、どう考えても医療費の大半が無駄な薬で失われているような気がします。失われた額の半分でも歯科に回せたら、そして、東洋医学に回せたらもっと人々は健康で幸せになれると思います。ただ、その技術を持っている人や、技術をきちんと教育できる人がいなければ話にならないという問題がありますが・・。

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