東洋医学では、人間にはもともと生まれつきもっている先天の気と、体の外から取り入れる後天の気とがあるそうです。
どんなに先天の気に恵まれ元気で、丈夫で、とても活動的な人が、いつの間にか早死にしてしまうことがあります。
もともと先天の気に恵まれている人がいますが、それがよく働けば良いのですが、自分の気のエネルギーがあるものだから、どんどん使ってしまう人が実際に多くいらっしゃいます。
エネルギーが人間の基本だと気づいて、後天の気を取り入れる努力や、自分のエネルギーを大切にして、無駄な消耗しないように生きてゆくことをすれば良いのですが、もともとあったエネルギーをどんどん使い切ってしまうのです。
そうすると、「あんなに元気だったのに!」といった人がボロボロになって早死にだったりします。
逆に体が病弱で、いつも調子が悪かった人が、結構長生きだったりします。
そういった人は、自分の体調管理を常に心がけ、無駄な体力消費を避け、エネルギーをためる努力を欠かせないことが多いです。
このようなエネルギーは年とともにどんどん足りなくなってきます。目には見えませんが、確実に人間の体の中にはエネルギーが回っていて、それが人間の生命力を維持していると思います。消耗しないように努力することはとても大切です。
私自身が、重い患者さんを診療しているうちに、エネルギーを完全に消耗し尽くしてしまったと感じたときが、今までに何回もありました。
時には、このまま死んでしまうかもしれないと思ったことも1度や2度ではありません。このエネルギーの消耗と消失の感覚は、まさしく、体の中のゼンマイが切れたような体中からエネルギーが抜けてしまったような感覚です。
この感覚は独特で、とても恐ろしい感覚です。
このような経験から、私が伝えたいことは、くれぐれも自分のエネルギーを無駄遣いしないで欲しいということです。
用もないのに出かけたり、人ごみの中に入ってゆくことは、エネルギーをもらえる場所であれば良いのですが、奪われる場所だと、大変消耗することがあります。生命エネルギーが奪われると、臓器の機能が正常に機能しなくなります。そうやって病気が起きるのだと思います。
そして、一歩進んだ考えとしては、そのエネルギーを自分に取りこむ方法を知ることでしょう。中国で行われている太極拳や、気功はエネルギーを取りこむ方法だそうです。
生命エネルギーに関しては甘く見てはいけない、生命の根本のだからです、外から取り込むことはとても重要だと思っています。
- 2019.08.08
人間には生命力(生命エネルギー)が必要
RECENT POST
-
2020.12.31
歯科医療関係者向け【目次】
-
2020.12.31
メインテナンス【目次】
-
2020.12.31
親不知の「抜歯」 【目次】
-
2020.12.31
顎関節症の治療(どんな病気?どうやって治す?)
-
2020.12.31
根管治療 【目次】
-
2020.12.31
修復治療(質を考えれば答えはシンプル!)
CATEGORY
- 咬合治療
- 機器
- 4ハンドシステム
- 医院について
- エネルギー治療
- 物理的歯科治療
- 口腔外科
- 6つの治療の統合治療
- 歯科における感染予防
- マネジメント
- 自由診療
- 保険制度
- インプラント
- 求人情報
- COLUMN
- 全身と歯の関係
- 矯正治療
- 修復治療
- 根管治療
- 顎関節症
- メンテナンス
- 患者様の声
- FAQ
- 歯科医療関係者向けコラム