矯正治療における重要事項

  矯正治療における重要事項

お役立ちコラムCOLUMN

2014.04.22

矯正治療における重要事項

重要事項説明書 矯正治療を始めるにあたって 
1、矯正治療の目的について
当医院では、矯正治療を通じて噛み合わせを改善し、全身の健康改善を行うことを目標としております。治療におきましては機能の改善を最優先しておりますのであらかじめ御了承ください。
2、治療について
矯正治療も含め治療中、かみ合わせの変化に伴い、頸椎の配列、配置に変化が起こるため頭の脊髄液の流れの変化などが起こり、さまざまな体調の変化が起こる場合があります。場合によっては「発熱」、「激しい咳」、「体がだるくなる」、「体のあちこちが痛くなる」、「頭が痛くなる」、「思考に変化が起こる」などの症状がでることがありますが、通常は治療の過程で起こる一過性のものです。あまりひどい場合はご相談ください。
矯正治療中は特に健康管理にお気を付け下さい。また外界からのストレスエネルギーによって、ブラケット取れたり、ワイヤーが外れたり折れたり、ワイヤーやブラケット等が強く当たるように感じる場合があります。敏感な方は特にお気を付け下さい。
当医院の矯正治療は、デーモンブラケットとカッパーナイタイという極めて痛みがおきにくい組み合わせの器具を用いており、矯正中の痛みがほとんどありません。
そのため、治療が進んである程度噛めるようになると、硬いものをお食べになる方がいらっしゃいます。しかし矯正治療中に強い力がかかると、ブラケットが取れたり、ワイヤーが折れたりして飲み込むなど非常に危険です。また矯正治療中は骨折と同じ骨の添加と吸収が起きており、強い力がかかると、矯正治療がスムーズに進みません。くれぐれも歯ごたえのあるものはお食べにならないようお気をつけください。
矯正治療は患者さんに負担がかかる治療です。また患者さんの協力なしでは治療が予定どおり進みません。治療期間中は、健康管理、確実な歯のお手入れやゴムかけなどを行っていただかないと、治療の進行が遅れたり、虫歯が多発したりするなどの予期せぬ結果を生む場合がございます。
治療に際しては医師の指示にしたがい、健康管理をお願い申し上げます。
再三にわたって、こちらが指示するゴム掛け、健康管理や日常生活のストレス管理に御協力いただけない場合は矯正治療中であっても治療を中止させていただく場合がございますので十分御注意ください。
3、治療法とブラケットについて
当院では、矯正治療に当たり、インダイレクト法という患者さんの型を基にしてブラケットを装着してゆきます。型を採ってから時間が経ってしまうと、歯が動いてブラケット装着が正確に出来なくなってしまいます。型を取ってから、1週間前後でブラケットを装着できるよう予定をお組みください。
矯正治療の調整はおおむね1ヶ月に1回程度ですが、患者さんによって調整の間隔が短くなることがございます、必ず医師の指示に従ってご来院ください。
矯正治療終了までの期間は、あくまでも「おおむねの予定」です。患者さんの協力度や、体の状態、歯の移動速度によって終了の時期は変わります。治療終了までは、必ず調整にいらしていただきますようお願い申し上げます。
当医院では、矯正用ブラケットは確実に装着しております。ブラケットは強く噛めばもちろん、噛んだつもりがなくても、電磁的なストレス(頻繁な飛行機や高速電車での移動、)やストレスエネルギー(喫煙、激務、暴飲暴食、睡眠不足、深酒、人間関係、介護、人混みなど)などで簡単に外れてしまうことがあります。外れる人は体質などで決まっており、ほとんどの場合ストレスエネルギーが溜まっている状態となっております。術者は再装着の際ストレスエネルギーを負担することになりますので、ブラケットが外れないようにストレスエネルギーの管理にも最大限の注意をお払いください。
尚、ブラケットが取れたりワイヤーが折れたりした場合はできるだけ早めに再装着にいらしてください(おおむね1週間以内、
なお、ワイヤーは、折れていなくても、折れることを防ぐためワイヤーにダメージがかかっていると判断した場合はできるだけ頻繁に交換させて頂きます)
矯正治療は歯周組織にも負担がかかるため、治療後は歯の機能に問題がでない範囲の歯肉退縮(歯が長くなる)が生じることがございます。また、当医院では必ず歯の挺出をおこなうため、通常の矯正治療より、歯肉退縮(歯が長くなる)が大きくなる傾向がございます。あらかじめご了承ください。また、矯正治療中に無理をなされたりすると、歯周病を発症したり、歯肉退縮がひどくなったり、虫歯が多発したりしますので、体調管理に十分ご注意ください。
4、 メインテナンス
矯正治療中は虫歯が非常に出来やすくなっております、必ず定期的な(2ヶ月から3ヶ月に一回程度)のメインテナンス治療(矯正治療中のメインテナンス料金は16,000円・・税抜き)をお受けください。
虫歯になってしまった場合も出来るだけ速やかに治療をお受けください。虫歯治療には別途費用がかかります。あらかじめご了承ください。
5、 保定およびリテーナーについて
矯正治療終了後、2年間は保定期間です、リテーナーを食事の時以外の24時間装着してください。保定期間が終わるまで硬いものは避けてください。保定期間が終わっても、歯が移動する場合があります、特に肉体的あるいは精神的ストレスが強くかかる際は歯の移動が起こりやすくなっております。ストレスがかかっているときは最低でも10時間以上は保定装置を装着して下さい。
リテーナーは十分強度のある材料を使っておりますが、ストレス等でリテーナーが割れ再製作が必要になることがございます。また、それとは別に1~2年で材料の強度が劣化してまいります。健全なかみ合わせを維持するためにも、リテーナーが劣化してきた場合は再製作をお勧めいたします。再製作費用が片顎当たり20,000円(税抜)となっております。
リテーナーは再製作を希望される場合は、できるだけ御来院頂きます様お願い申し上げます。送付を希望の場合は梱包料と送料(2,000円~2,500円・・税込み)がかかりますのであらかじめ御了承ください。
以上

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