包括治療を支える6つの取り組み

  包括治療を支える6つの取り組み

STRONG POINT 03 包括治療を支える6つの取り組み

6つの取組み

歯が原因で全身にまで不調が引き起こされた患者さんの治療の場合、1つの専門分野にとどまらず、
あらゆる治療分野を一つ一つ高度でかつ確実にこなすことによって、
複雑に絡み合った症状の原因をひとつずつ取り除き、最高の治療結果を得ることができます。

かみ合わせから始める矯正治療

原因を探り、
全身のバランスを整える

歯並びだけでなく、顎関節症の症状の原因を探り噛み合わせを治すことも考慮しながらおこないます。
筋肉の緊張や体質を見て全身のバランスを整える噛み合わせをつくること第一に考えます。

治療の流れ

全身との関係から診る顎関節症治療

かみ合わせと体質を考慮し
歯からくるあらゆる症状に対応

顎関節症は根の病気、虫歯の残存、噛み合わせの不良、埋伏歯の影響だけでなく、歯や身体に溜まったマイナスエネルギー的要素が複雑に絡み合って生じています。治療に渡っては多岐にわたる専門分野をすべて適切に治療が行える技術なければ良好な結果が得られません。

治療の流れ

痛みを確実にとる根管治療

マイクロスコープを用いた
治療技術で適切に除去

根管治療は、噛み合わせを変化させること無く、マイクロスコープを用いた目視確認による治療技術で根管内の感染、異物はもちろん、中に溜まったエネルギーを適切に取り除くことで、歯だけでなく顎関節症の原因である顎の痛みや筋肉の緊張を取り除きます。

治療の流れ

確実性の高い修復治療

適切な修復技術で
虫歯を確実に除去

虫歯の治療は確実に虫歯を取り除き、適切な材料で適切な形態に修復する技術が必要とされます。患部に溜まったエネルギーを取り除くことで、違和感のない調子良く噛める状態に戻すことで、噛み合わせ治療が顎関節症治療を補完する治療でもあります。

治療の流れ

治療後の維持管理メインテナンス

歯のメインテナンス
予防と不具合の早期発見

治療後の虫歯の予防と不具合の早期発見を目的として、歯の汚れの除去とフッ素によるコートを行い健全な歯の維持のお手伝いをさせていただきます。

治療の流れ

安心で経過良好の智歯の抜歯

顎周囲にも影響を及ぼす
埋伏歯を取り除く

埋伏歯は矯正の歯の移動を妨害する場合があります。また埋伏していることで違和感があったり、エネルギーが溜まっていたりすることで顎周囲にも影響を及ぼしているのです。

矯正治療

矯正治療では、歯並びを治すだけでなく、噛み合わせの改善によって3次元的顎の位置を修正し、
顎のバランスを整えることで全身のバランスを最良の状態へと導きます。

1. 矯正診断

  • 矯正治療

半調節性咬合器で噛み合わせ、CTで骨格のズレをチェックし治療計画を立案します。

2. ブラケット装着

  • ブラケット装着
  • ブラケット装着

白須賀インダイレクト法で正確に装着します。

3. 顎の位置変更

  • 顎の位置変更

噛み合わせを変化させ顎を3次元的に動かします、歯の噛み合わせの上に材料を盛って噛み合わせを変えます。

4. ワイヤーベント

  • ワイヤーベント

通常のワイヤーではできない移動はベンド(曲げる)したワイヤーでおこないます。

5. バランスをチェック

  • バランスをチェック

身体の反応を診ながら、噛み合わせ位置を微調整します。

6. 矯正装置除去

  • 矯正装置除去

ブラケットを除去し、リテーナー装着します。

7. 経過観察と、術後治療

  • 経過観察と、術後治療

経過を診ながら、矯正後治療が必要な歯を治療します。

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顎関節症治療

顎関節症治療では、歯の治療、顎の位置の治療、全身のバランス治療、経絡などのエネルギー調整をすべて行い、
顎関節症による症状を改善し、全身を最良の状態へと導きます。

矯正治療を行う場合

1. 顎関節症診断

  • 顎関節症診断

歯の状態、噛み合わせの状態、全身の状態をチェックします。

2. 資料採得

  • 資料採得

CT撮影、模型採得(咬合器装着)、口腔内写真撮影を行います。

3. 歯の治療

  • 歯の治療

虫歯や根の治療など全身に悪影響を与えている歯の治療を行います。

4. 噛み合わせの治療

  • 噛み合わせの治療
  • 噛み合わせの治療

矯正が前提の場合、かぶせ物詰め物等の高さを治療しながら修正します。全身の治療も併用していただきます。

5. 矯正治療

  • 矯正治療

噛み合わせのズレの大きい場合は矯正治療で顎の位置を修正します。

6. 矯正装置除去

  • 矯正装置除去

ブラケット除去、リテーナー装着し、経過を確認します。

矯正治療を伴わない場合

1. 現在の入れ歯の診断

  • 顎関節症診断

歯の状態、現在の入れ歯の噛み合わせの状態、全身の状態をチェックします。

2. 資料採得

  • 資料採得

CT撮影、模型採得(咬合器装着)、口腔内写真撮影を行います。

3. 噛み合わせの変更

  • 噛み合わせの変更
  • 噛み合わせの変更

理想的な噛み合わせの高さ、位置にするため、現在の歯と入れ歯(場合によっては仮の入れ歯を作成)に材料を盛り足します。

4. 歯の治療

  • 歯の治療

入れ歯以外の問題のあるすべての歯を、入れ歯を修理しながら治療してゆきます。

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根管治療

根管治療では、 汚染された根管 内を完全に洗浄し、痛みを除去し、
違和感なく自然に噛めるまで確実に回復する治療を行います。

1. CT撮影、麻酔

  • CT撮影、麻酔
  • CT撮影、麻酔

CT撮影、麻酔後、ラバーダム防湿を行って根管治療を開始します。

2. 歯の周りは残す

  • 歯の周りは残す

噛み合わせが狂わないよう、歯の周りは残して根管治療を行います。

3. 徹底的に洗浄

  • 徹底的に洗浄
  • 徹底的に洗浄

根管内の汚染物質、汚染資質を取り除き、痛みが取れるまで、徹底的に洗浄します。根管内に貯まったエネルギー調整も同時に行います。

4. 特殊な装置で根管

  • 特殊な装置で根管

複雑な根の細部にまで材料が入るように特殊な装置で根管を行います。

5. 治療結果の判定

  • バランスをチェック

痛み、レントゲン検査による治療結果の判定。

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修復治療

修復治療では、虫歯を徹底的に除去し、噛み合わせを安定させ、
噛めるという実感を追求した材料で、確実な虫歯治療を行います。

1. 治療部位を分離

  • 治療部位を分離
  • 治療部位を分離

麻酔後、ラバーダム防湿を行い、治療部位を分離します。

2. 修復物を除去

  • 修復物を除去

ルーペを用いて修復物を除去します。

3. 虫歯を染め出し

  • 虫歯を染め出し

術野を十分の明示、乾燥させてからカリエスチェッカー(齲蝕検知液)で虫歯を染め出します。

4. 虫歯を完全に除去

  • 虫歯を完全に除去

虫歯を完全に除去、深い虫歯にはMTA(覆罩剤※)で神経を保護します。

5. 治療結果の判定

  • バランスをチェック

痛み、レントゲン検査による治療結果の判定。

6. 修復剤装着

  • 修復剤装着

直接修復剤は研磨等の仕上げ、型取りしたものを装着します。

※覆罩剤
神経に近い虫歯の際、痛みが出ないために神経を保護する材料

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メインテナンス

メインテナンスでは、お口の状態から日々のストレス状態を確認し、不調部位について歯だけではなく、
全身の健康状態維持のための養生法を含めた健康管理をお話いたします。

1. 状態確認

  • 状態確認

歯の状態と日々の生活環境から、ストレスや歯と全身にかかる負担を確認。

2. 歯の汚れ除去

  • 歯の汚れ除去

ハンドスケーラーを用いて、歯石とバイオフィルムを確実に除去します。

3. 着色除去

  • 着色除去
  • 着色除去

ジェット状の歯を痛めない特殊な粉で歯面の細かい汚れを取り除きます。

4. 歯面研磨

  • 歯面研磨

フッ素を含んだ研磨剤で歯の表面を研磨します。

5. 歯のチェック後
フッ素塗布と健康指導

  • 健康指導

虫歯などをチェックし、フッ素塗布後健康管理指導を行います。

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過去の実例紹介

あくまでも個人の結果であり、
個々の症例で治療法、経過は異なります。

Case01奥歯の治療をしてから体調が悪く、呼吸が苦しいため家事も出来ない。

症 状

疲れやすい、普通に家事も出来ないほど疲れている。敏感で電車に乗るのも苦しい。

治 療

虫歯の治療を行ったのち、顎の位置を治す矯正治療を行った。

  1. 矯正治療
  2. 修復治療

経 過

体調もすっかり改善し、敏感な身体も治ってきた。

奥歯が低い、噛み合わせが深い
奥歯が低い、噛み合わせが深い
歯列が狭い、歯のアーチ形態が悪い
歯列が狭い、歯のアーチ形態が悪い

院長コメント

もともと歯並びが狭い上、歯の治療で噛み合わせを低くされ、噛み合わせを低くされると、呼吸が苦しくなったり、体調不良を訴えるようになることがあります。歯の治療と矯正治療の両方を正しくできる必要があります。

Case02噛み合わせが悪く、呼吸が苦しい。
歯の治療をしても痛いし、治らないので恐くて歯医者に行きたくない。

症 状

下顎が後ろに下がっていて顎がほとんどない、歯が悪く、痛みがあるが恐くて治療に行けない、頭痛が酷い。

治 療

虫歯の治療、根の治療、かぶせものの治療をすべて行う。
埋まっている歯を抜き、顎を前に出して、噛み合わせを高くする矯正治療を行った。

  1. 矯正治療
  2. 根管治療
  3. メインテナンス
  4. 智歯の抜歯

経 過

噛み合わせが前に出てきて、呼吸が楽になった。歯も全く痛くなくなり、頭痛も殆どなくなった。

歯列が乱れ下顎が奥に入ってしまっている
歯列が乱れ下顎が奥に入ってしまっている
歯の湾曲も改善
歯の湾曲も改善
  • 顎がない特徴的な顔貌顎がない特徴的な顔貌
  • 即ボウは改善側貌は改善