- 2009.12.17
治りやすい人?そうでない人?
顎関節症では、「かみ合わせの治療をしても顎関節症は治らない!」こういった意見はおおいと思います。
これは、「顎関節症になりやすい人って?」のところでも書いてありますが、特定の体質のかたや、歯の治療やかみ合わせの歪み方によっては効果が出るのですが、すべての患者さんに効果が出るわけではないからです。
実は顎関節症と精神疾患との境界はわかりにくく、「精神疾患ではないか?」と考えられていた患者さんが実は「顎関節症」であったり、逆に「精神的な問題が原因」の場合は正しい噛み合わせの治療をしても十分な結果を得られないのです。
私どもでは長年の経験から、お電話の相談や、初診診断で、治りやすい方か治りにくい方なのかの判断をさせていただいております。治りにくいと判断させていただいた方の場合は、トラブルを避けるため、出来るだけ治療を見送らせていただいております。
治りやすい人?、治りにくい人?
治りやすい人
1、筋肉の緊張はひどいが、マッサージ等ですぐに反応する人。
2、顎関節症が始まった原因を突き止めることが出来る人(通常は歯の治療や過大なストレスが引き金です)
3、自分の生活習慣や体質(敏感体質)も原因であることを理解し、改善しようとする努力が出来る人。
4、治療をするにしたがってさまざまな反応(好転反応を含む)が起こることを理解できる人。
治りにくい人
1、筋肉に緊張感がない、長期間薬を服用し、体の感覚が麻痺してしまっている人。(治るのに時間かかる、薬が抜けるのに長期間必要である)
2、自分の考えに固執し、専門家の意見を理性的に聞こうとしない、思い込みが激しい人。
3、インターネットなどの聞きかじりの知識で専門家に意見する。十分な理論的背景が無い考えに固執する。
4、自分の体質や治療によっておきてしまう自分の体の反応(好転反応を含む)を理解しようとしない人。
5、インプラントや審美治療など体裁や見た目に固執しすぎる人(入れ歯でもきちんと作成すれば機能を十分回復できます。見た目と機能は相反することが多いです)
自分がどのタイプに当てはまるかで治療を受けて改善するかもわかります。
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