- 2016.04.09
顎関節症でこんな症状も!
顎関節症でおきるさまざまな不調
顎関節症は狭義では顎の問題と考えられていますが、広義ではそれによって引き起こされるさまざまな不定愁訴と呼ばれる症状も実は顎関節症の別の側面なのです。歯の状態と身体とはお互いに影響を与え合っています。かみ合わせの狂いはもちろん、根の病気やひどい虫歯でされ、顎の違和感を引き起こす原因にもなるのです。
現代人は非常に身体が敏感になってきているため、人によっては、外的ストレスによって顎の位置が変化したり、筋肉に引っ張られて顎の骨自体が歪む人も少なくありません(特に女性は反応が出やすく治療が難しい)
また、矯正治療では、顎の位置を治したとしても、またストレスなどによってずれてこないよう配慮しながら治療を行う必要があります。「矯正治療で発症」、参考
またなぜこういった症状が出るのかについての私が長年研究してきた結果得られた理論はこちら
下記症状はいずれも、比較的敏感な方の訴える症状です。
1. 頭痛がある、耳鳴りがする(大きい音ではないが、静かな場所でわかる音、これは歯だけが原因でない場合もある)。
2. 目の奥が痛む
3. 眼瞼下垂
4. 集中力減退
5. 文章を読んでも理解しずらくなる
6. 異常な発汗、ドキドキ感(甲状腺機能亢進に似た症状)
7. 甲状腺機能低下症
8. 疲れやすい(全身の倦怠感)
9. 高血圧
10.背中や顔のできもの(吹き出物)
11.味覚異常、下のざらざら感などの違和感
12.腰痛(ぎっくり腰など)
13.歯の異常なしみ、痛み
14.リュウマチ様症状
15.手や足のしびれ
16.頭痛
17.ひどい生理痛
18.胃腸障害
19.逆流性食道炎
20.肩こり、首こり
21.呼吸障害(睡眠時無呼吸症候群を含む)
いずれもわたくしどもが今まで歯の治療をして改善が認められた症状です。
これらの中で、特に歯と関係が深いのが、22で、歯列や歯の高さで大きく影響され、矯正治療によって鼻が通るようになることはよく見られる改善例です。
またこれらの症状は、歯が原因の場合は、噛み合わせが狂うことで体のバランスが狂い、全身の自律神経などの機能が低下し、ストレスに対するキャパシティーがなくなることで発症すると考えれます。
もちろん、身体のバランス自体が崩れて、上記のような症状が発症することもありますので区別が必要です。歯が原因の場合は、本人にもある程度歯が原因ではないかといった認識があることが多い様です。
私どもでは、このような原因不明の症状に科学的アプローチを行い、その成果をすでに「ロッキーマウンテンモリタ主催の「ムーシールドの臨床」講演、東京医科歯科大学の講演「小児矯正から始める完全自由診療へのみちのり」にて発表させていただきました。
多くの場合、このような顎関節症は、まじめで、純粋、場合によっては卓越した感性をお持ちの方がかかりやすいと、診療をしてきた経験で感じます。
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