日本の歯科材料の現状

  日本の歯科材料の現状

お役立ちコラムCOLUMN

2010.03.05

日本の歯科材料の現状

日本で一般に使用されている材料は、あまり質の良いものが少ない気がします。

というのはもともと保険制度のもとで、歯科医療が発達してきたため、世界的に見てもこれほど安い金額で治療を行っている国は珍しいからです。

もちろん入ってくる金額も少ないのですから、自由診療など特殊な治療をたくさん手掛けている先生以外は、使う材料はかなり安いものを使う傾向にあります。

したがって、メーカーも売れる材料しか作らないくなり、結局海外の少し高くても良い材料はほとんどはいって来なくなってしまいます。

多くの日本で使われている材料が、品質的にいま一つであることはよく知られていますが、このような地盤から考えばいたしかたないことでしょう。

私も個人的にはほしい材料が海外にはたくさんあるのですが、日本で手に入れるのば難しいため、個人輸入に頼っています。

しかし、厚生省の薬事承認をとるのが非常に困難で、私ですら年に2回ほどしか輸入しません。

その手続きに非常に時間を取られるからです。

このような現状は何とかしてほしいものです。

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