- 2011.05.22
奥歯の虫歯にはどんな材料が良いか?
奥歯の虫歯を治療するときは、白い材料は極力避けた方が良いと思います。
特にレジンというプラスチックは、知らないうちに削れて高さが無くなります。高さが無くなっても本人が気が付くとこはほとんどなく、「肩が張る」「顎が痛い」等の症状が出て初めて気が付くことがあるのです。
一方アマルガムや、ゴールドを詰めると、明らかに材料が長持ちし、問題を起こすことが少ないようです。
保険適応の金パラという材料は、もちろんレジンよりずっとましですが、少し硬すぎるのでベストではありません。
ちなみに、レジンという樹脂は、象牙細管という歯に痛みを伝えるために存在されると言われている、小さな穴に、含浸層という、プラスチックのくさびを打つことで接着力が出ているようです。
ちなみに、古いレジンをはずしてみると、レジンが浸潤したところに沿って深い虫歯が見られることがあり、接着力があるのはいいけれど、その分、万が一唾液等が侵入した時、歯自体がだめになってしまうほど深い虫歯が出来てしまうと、いつも怖くなってしまいます。
最近はアマルガムや、グラスアイオノマーといったレジンに頼らない材料が見直されているようです。(もちろん審美ではなく、歯のもちをメインに考えている先生方に限りますが・・・)
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