医療も本当の原因を探るべき

  医療も本当の原因を探るべき

お役立ちコラムCOLUMN

2013.08.31

医療も本当の原因を探るべき

先日ISOの審査を受けたのですが、医療でも管理という場面でISOが非常に重要になってきているとのことでした。

しかしISOの審査員が何度も言っていたことは、「我々は管理技術に対しては審査をし、より良い管理技術が行えるようにお手伝いができるが、固有技術に対しては全くお役にたてない」ということでした。

医療の現場でも、管理技術によって起こってはならないことが起こることを防ぐことは非常に有効であるし、もっと広まってほしいと感じました。

しかし、一方で固有技術といった点で日本の医療界、歯科医療界には非常に疑問を感じます。

医療では薬を出すことが当たり前になっていますが、これはあくまでも結果の修正です。

たとえば、福島で原発事故が起こった後、放射線が流れ出ないようにする。これと同列ではないかと考えます。

どうすればそうならなくなるのか?福島の場合はどんなことがあっても電気が供給されるようにする。(そもそも電源装置を海側に配置していること管理技術自体にかなりの問題があるとがんがられます)
そこに対するアプローチがまだまだだと感じます。(医療で言えば、薬を出さねばならなくなる前に患者さんの健康状態を管理するなど)

患者さんの今までの生活に問題はなかったか?ストレスの管理がきちんとできていたか?
など、患者さんの家族関係や、仕事の状態にまで理解を深められるゆとりが医療人側にないと、病気になってから、単に薬を出すだけの対症療法に終始していては、何の解決にもなりません。

一方で今のお医者さんは目の前にいる患者さんを見るのが精いっぱい、お医者さんの方が忙しすぎて、予防のことを考える余裕など微塵もない、といったのが、今の医療の現状でしょう。

自分がゆとりを持って生活していないのに、困っている患者さんを治すことができるのでしょうか?

私の場合せめて健康診断に行ったとき、より詳しく個人の健康管理状態を聞かれ、健康管理に対する高いレベルの指導をしてもらえるのでは?と期待したのですが、全くの期待はずれでした。

病院に行って、ばたばたと診療している姿を見ても、あまり気分の良いものではありませんし、そんな現状で病の数が減る気もしません。なぜなら、治った人も同じ間違いを犯し続けるからです。

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