歯列矯正をしてもなぜ咬み合わせは、ほとんど治らないのか?

  歯列矯正をしてもなぜ咬み合わせは、ほとんど治らないのか?

お役立ちコラムCOLUMN

2011.04.19

歯列矯正をしてもなぜ咬み合わせは、ほとんど治らないのか?

歯列矯正をしても咬み合わせが治る可能性は非常に低いと言えます。

それは矯正を専門に治療を行っている先生が咬み合わせに対する関心がまだ全体的に低いからといえます。

また顎関節症は、「症状が出る人とでない人とがいる」とか、「自然に治ったり、悪くなったりする」といった考えが多く歯科医の間で広まっているためです。

しかし私の経験では、顎関節症は顎を正しい位置に誘導してあげ、なおかつかみ合わせをその位置で咬めるようにしてあげれば、確実に症状は出なくなります。

また、ほとんどの人が、以前より体調がよくなります。
症状が出る人とでない人との違いは、その感覚によります。

咬み合わせは徐々に悪くなるので、年のせいと勘違いする場合も多いですし、実際個人差も大きいのです。これは体力があって、かみ合わせによる全身の不調和をカバーできる人と、そうでない人がいるからだと思います。

また症状が消えるのは、体を休めれば、不調和をカバーできるキャパシティーは増えますし、逆に忙しすぎるとその余力はなくなります。

しかしどうせ治すのであれば、余力が多くなるように、かみ合わせを治してやるべきでしょう。

実際に感受性の高い患者さんを正しいかみ合わせにしてあげると、疲れなくなったり、頭がさえてきて、仕事がはかどってきたと喜ばれます。

これは歪みそのものが頭蓋骨の形にまで影響を与えているため、それが治ってくるとともに脳脊髄液の流れがよくなるからだと思います。

私としてはこの脳脊髄液の流れをよくできるように治療が出来れば、様々な原因不明の病気の治療が可能ではないかと思います。

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