咬合学について

  咬合学について

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2018.06.01

咬合学について

咬合学という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

実は咬合学とは歯科治療でもっとも基本であり、しかも最も治療に影響をあたえる大切な理論です。

しかしながら、この理論については100年以上の研究にもかかわらず、何が本当の正解かがわかっていないこともよく知られ、咬合学についてさまざまな先生がさまざまな持論を展開しています。

正直言って私自身も私なりの持論があります。しかし、私の場合の持論は単に歯だけにとどまらず、身体全体のバランスから割り出すか見合わせの位置や、中枢神経系への作用とを複合した検証の中から生まれていることが他の咬合理論と基本的に異なります。

多くの咬合論は、上顎下顎と位置関係を元に正しい噛みあわせを考え、特に顎関節を重要視しています。しかし、私は顎関節はとても自由な構造となっているため、そこに注目しても自由度が大きすぎて基準にするには難しいことと、顎関節症と呼ばれる全身に起こるさまざまな症状は顎関節だけではほとんど解決しないことがわかっているため、もっと大きな視野で考える必要があるという考えにいたったわけです。

自分自身で整体治療や、オステオパシー、気功治療などを受けた経験から、
また矯正治療において、咬合学をきちんと取り入れた先生は非常に少ないことが知られていますが、私の場合、矯正こそきちんとした咬合学に基づいた治療が行われるべきだと考えています。

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