- 2017.06.03
顔や顎の骨は実は簡単に動くもの
矯正治療でダイナミックな歯の移動をしていると、顔の骨格や頭蓋骨、そして下顎の骨が実は非常に簡単に動くことに気がつきます。
矯正治療で顔つきが良くなったり変になったりするのは、筋肉の緊張のバランスが変わってしまうことが最も大きな原因と考えられます。
頭蓋骨や顎の骨はたくさんの筋肉がついているため、それらの筋肉に緊張が起こると引っ張られて歪んできます。
特に敏感な人は、ちょっとしたことでも筋肉が緊張し、骨だけでなく、全身のゆがみまで出てしまいます。
このような敏感な人の場合、そのようなゆがみが蓄積している上、その歪みに合わせたかみ合わせができてしまうのです。
かみ合わせは実は一度決まってしまうと自分で動かすことはなかなかできません。
そしてその歪んだ位置の噛み合わせで噛んでいるうちに、体のひずみはますますひどくなってゆくのです。
逆に、顎の位置をバランスのとりやすい位置に移動させると、びっくりするほどの変化が起こります。
体のバランスは整い始め、脳や、体中に血液が回る様になります。すると、電池を入れ替え、油をさしてオーバーホールした機械の様に急激な体の変化が起こります。
今までの体が短に循環とバランスが悪かっただけであったことに気がつくのです。
私もそうだったのですが、私を含めと私の医院に通院される患者さんの多くが、「自分は虚弱体質だから仕方がない」とか、「いつもすぐ疲れてしまう」といったからだの不調に悩まされていたのが、治療によって本当の自分を見つけ出すことなります。
そのとき初めて歯の大切さ、噛み合わせの大切さをまさに噛み締めるわけです。
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