- 2010.04.17
ストレートワイヤー法とは?
今の矯正治療はほとんどがストレートワイヤー法です。これは理論的にこの治療法が正確な矯正治療が行いやすいという見地から取り入れられ始めました。
矯正治療の歴史のところで、私が触れているように、スタンダードエッジワイズ法による矯正はオーダーメイドによる矯正法であることはその通りなのですが、あくまでも治療の完成が、術者の勘と経験に頼るということです。
つまり、いくら名人とは言え、口の中を見て調整するわけですから、人によっては口の見え方が違っていたり、ほんのわずかの小さい部分の調整をしているわけですから、その勘が狂うということもあり得ないわけではありません。
また口の中のほんのわずか歯の傾きの何度といった角度を調整するわけですからとても難しい作業を強いられているわけです。
ストレートワイヤー法は、一部で効率のための方法だと言われたりもしますが、実際は狂いを少なくする方法ともいえます。
ストレートワイヤー法以外もインダイレクトボンディング法なども狂いを少なくするための方法といえます。
治療に対しては何か基準がないと、どの歯の位置があっていて、どの歯が狂っているのかさえ分からなくなってしまうことがあります。
こうなると手も当てられず、治療はうまくいきにくくなります。
いくら名人の飛行士が運転するといっても、今の時代、管制塔の誘導システムもない、計器も正確でない、そんな飛行機に乗りたい人はいません。
名人ですら、何か基準があったほうが治療は行いやすいのです。
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