- 2010.03.25
歯並びを矯正?それとも、かみ合わせを矯正?
歯並びを矯正するとは一体どういう意味なのでしょうか?
言葉から想像するに、ガタガタになっている歯をまっすぐにして見た目も美しくする方法のように見えます。
このような分野で最近流行っているのがインビザラインという、マウスピース矯正です。
しかしこの矯正装置はほとんどの場合、歯並びしか治すことができませんし、場合によっては治らないこともあります。
歯科医師としてはこのような装置はよっぽどのことがない限り自分の治療に使おうとは思いません。
では噛み合わせを治す矯正とは一体どんなものでしょうか?
これは歯を移動することによって、本来その人にとって最適な顎の位置に下顎が行くようにしてあげることを意味します。
このような矯正では様々な副次的効果が得られます。
最近多く見かけるストレートネックなどは多くが、下顎の位置がおかしいために起きています。
ですから下顎がよい位置に行くとストレートネックが改善することがほとんどです。
また多くの睡眠時無呼吸症候群の原因すら取り除くことができるのです。(これは現代人の多くが顎が後ろに下がる傾向にあり、そこで噛み合わせができてしまうことでこの疾患が生まれているのではないかと思わせることが多々あるからです)
しかし、噛み合わせを治す矯正治療は技術的に非常に難しいのです。
ですから多くの先生が比較的簡単にできるマウスピース矯正を取り入れるのではないかと思います。この矯正では初めからかみ合わせの位置を治そうという感覚がないのですから。
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