詰め物やかぶせものの治療を行った後でしみたりするのはなぜですか?

  詰め物やかぶせものの治療を行った後でしみたりするのはなぜですか?

お役立ちコラムCOLUMN

2009.02.01

詰め物やかぶせものの治療を行った後でしみたりするのはなぜですか?

きちんと虫歯を取る治療をすればするほど、虫歯以外の歯は取り除かれます。したがって、金属材料や樹脂材料などが直接健康な歯につけられるわけで、健康な歯に刺激がいってしまいます。
その結果、残っている歯がしみなくなるまで、(中に新しい歯がたされる)しばらくしみることになります。しみる時間が長い(おおむね10秒以上)あると、神経が刺激で死にかけている可能性があります。そのような場合は根の治療(神経の除去)が必要になります。
歯科材料は歯にとっては異物にすぎません。特にレジンや金属材料は深い詰め物をした場合、痛みがひどくなる可能性があり、場合によっては神経を取り除くかねばならないともあります。
レジンはできれば刺激性のないグラスアイオノマーを詰めることで、また金属を詰める場合は神経が近い部分にMTAなどの神経保護材を置くことによってしみることを防ぐことができます。
虫歯が取り除けていない場合も同様な痛みやしみたりするので、ラバーダム、齲蝕検知液などを用いてきちんと治療することが望ましいです。

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