技術を伝授してくれた恩人

  技術を伝授してくれた恩人

お役立ちコラムCOLUMN

2011.05.31

技術を伝授してくれた恩人

私は、今の技術を習得するまでに、何人もの恩人にお世話になりました。

結局歯科医療は、「腕があってなんぼ」の世界なので、技術を教えてくれる人は大変ありがたいのです。

しかし、大学にあれだけ先生がいても、本当に教えてもらうに足る技術を持った先生はまれで、むしろ、そんな先生はさっさと開業してしまいますから、なかなか治療技術を教えてもらえる先生にで出会うのは難しいです。

私の場合、「大学で教わったことの半分以上は疑ってかからなければならなかったり、古くて使えない事が多い」といった事実を気づかせて下さった先生から、「かみ合わせの難しさ」、「矯正治療の真髄」「顕微鏡を使った治療」、「抜歯の技術」といろいろな技術を持っていらっしゃる価値ある先生との出会いがあったことは本当にラッキーでした。

大学院時代、教授の治療のアシスタントについていましたが、もっと高いレベルの内容を知りたかったため、暇を惜しんで技術のある先生に教わりに行ったりしていましたから、同期の院生からの受けが今一つでしたが、今思えば、それが自分にとっては良かったと思っています。

「技術は買えない」確かにそのとうりです。どんなにお金を出して技術を教えてもらっても、自分で努力しなければ身につきません。

ただ、言えるのは、「技術を持っている先生全てが、技術を教えるのに、過度にお金を要求することはなかった。」ということです。

技術を教える先生もまた、その技術の継承者を探しているのでしょうが、なかなかきちんと受け継ぐ先生がいないからかもしれません。

技術は身につけるのに何年もかかるし、今日教わって明日すぐにできるようなものでもないからですし、それなりの根性も必要です。いわゆる粘着質の性格が必要です、そういった先生は今も昔も少ないのかもしれません。

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