ユニット内の水に配慮

  ユニット内の水に配慮

お役立ちコラムCOLUMN

2010.01.22

ユニット内の水に配慮

ユニットの水の管理
ユニット内に流れる水は、殺菌効果の高い「強酸性水」と呼ばれる水を使っています。
通常、歯科用ユニットには水道水を用います。しかし、時間がたつと、ユニット内の導水チューブに水カビが生えるため、この水カビが治療の治りを遅らせる原因になることもありました。実際に歯科用ユニットで実験した際、水道水をユニットに流した場合、飲料用水の6.8倍~28倍の細菌がユニット内の導水チューブの水から検出されましたが、酸性水をユニットに流した場合は細菌数はほぼゼロになるという報告が機能水学会でなされています。
そのため、当医院では殺菌効果の高い酸性水をファインオキサーにて作成し、ユニット内のチューブに常時通水することで、ユニットのチューブ内の水カビの発生を完全に遮断しています。

また、歯を削るときタービンや、スケーラー、エンジンから出る水が酸性水になっています。これによって、高い感染対策環境で歯科治療を行うことができるようになりました。また、デンタルスタッフも感染に対して安心して働くことが可能です。
歯科医院では口腔外バキュームが使われることがしばしばありますが、残念ながら導入コストが高い割に、効果があまり期待できません
というのは、口腔外バキュームは飛び散る水を吸い込む際、術野にかなり近づけないと十分に吸い込まないからです。しかし実際、口腔外バキュームをこの位置まで近づけると、うるさいのと、タービンやエンジン等の動きを妨げ治療が行いにくくなるのです。
それよりも、使用する水に殺菌力がある方が感染予防には効果が高いといえるでしょう。

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