ここまで来た矯正装置

  ここまで来た矯正装置

お役立ちコラムCOLUMN

2019.11.20

ここまで来た矯正装置

デーモンブラケット(セルフライゲーション)のすばらしさ

当医院で使用するブラケットはセルフライゲーションのメタルブラケットのみです。
それは噛み合わせを治すための本物の矯正治療を受けてもらい、「身体と精神が整い人生まで変わる」という「素晴らしい体験をしていただきたい」という強い思いがあるからです。

デーモンブラケットを使う3つの理由
1、痛みがほとんどない(歯にかかる力が弱い)
2、従来とは異なる歯の移動が可能
3、効率的で、性能が高い
4、精神まで整う次元を超えた治療が可能

Point1.痛みがほとんどない
デーモンブラケット=セルフライゲーションブラケット*1は歯にかかる力が「従来のブラケットと比べおよそ1/20」、非常に弱い力(パッシブフォース)で、実際に矯正をされた方の8割以上は痛みが気にならないため、「顎周りの筋肉にも負担をかけません」
さらに当医院では最小の力の直径0.013インチ(およそ0.33mm)Cu-Niワイヤー*2を使った治療を終盤近くまで行います。
力が弱いブラケットとやイヤーの組み合わせで、歯根吸収*3を起こしにくい特徴があります。

Point2.従来とは異なる歯の移動が可能
デーモンブラケットはワイヤーやモジュールゴムなどで、ブラケットとワイヤーを縛らないため、歯列全体を移動させるという、今まではできなかった歯の移動が可能です。
当医院では、噛み合わせ矯正として、ワイヤーベンド*4を併用しながら3次元的な位置を変える治療を行います。

Point3.効率的で、性能が高い
ワイヤーを縛らないために、ワイヤー交換が早く、治療時間も負担も少ないのが特徴です。またシンプルな構造で汚れが付きにくく違和感も少なく歯も磨きやすいのです。

Point4.精神まで整う次元を超えた治療を可能に
当医院の統合医療を含めた噛み合わせ矯正をうけると、今まで体験したことのない次元の異なる歯も身体もそして心までが治ってゆく素晴らしい体験ができます。これが先進のブラケットを使った当院独自の噛み合わせ矯正の醍醐味でもあるのです。

*1 セルフライゲーションブラケット・・ワイヤーとブラケットを縛らず、ワイヤーが滑りながら歯が移動できるシステム。最近様々なライプのブラケットが販売されるようになっています。
*2 Cu-Niワイヤー・・・カッパーナイタイはニッケル、チタン、銅、クロムでできており、一定の温度以上になると(主に体温)形状記憶された状態にゆっくり戻ろうとします。その際の力は非常に弱いもので、負担を少なく、力をじっくりかけることができます。
*3 歯根吸収・・・矯正治療では、根に力をかけるため、根の一部が吸収されてしまうことがあります。これは皮質骨などの硬い骨に根が押し付けられることで起こります。また強すぎる力がかかることで根の周りが貧血状態となり、根の一部が吸収させることがあります。
*4ワイヤーベンド・・歯を起こす、廷出(引っ張り出す)させる、圧下(沈める)などの治療を行うために、移動させたい歯だけに比較的強めの力をかけるための力学的法則にのっとり特殊な屈曲したワイヤーのこと。当医院では通常のワイヤーよりもさらに細いワイヤーを使って力を最小限に抑えている。

 

写真で見るデーモンブラケット
●写真はクリアブラケットを使用したものです。見た目はきれいです。しかし、歯にかかる力がデーモンブラケットより強く、痛み強く、顎の緊張しやすい。

●これがデーモンブラケットです。ワイヤーを縛らない特殊構造で、締めつけは従来の約1/10~1/20程度!筋肉の緊張も起こさないから、下顎も正しい位置へ。

 

非抜歯治療が可能に

当医院では抜歯をすることは殆どありません。それには理由があります。

抜歯をしない理由とその方法
1、抜歯してよいことはほとんどない=抜きたくない。
2、3次元的に考えれば、抜歯は必要ない。
3、デーモンブラケットとワイヤーベントだからできる非抜歯

1、抜歯して良いことはまずない
歯を抜く矯正は、多くの場合出っ歯の見た目を治すために行われますが、「歯列全体のアーチを狭め」たり、「下顎を奥に押し込んでだり」と、身体にとって良いことは一つもありません。機能を考えると抜かないのは当然の選択です。

2、3次元的に矯正治療を考えれば、抜歯は必要ない
矯正治療が必要な患者さんの場合、ほとんど全て「顎の3次元的な位置に狂い」が生じています。その狂いを正常に戻すよう「歯を3次元的に移動する」と、「自然に抜歯は必要なくなってくる」のです。(極端な審美性を求める場合は除く。)

3、デーモンブラケットとワイヤーベントだからできる非抜歯
当医院の採用しています「噛み合わせを治す矯正治療」では、デーモンブラケットの特性を100%引き出し「歯を引き出しながら歯を起こす治療」を行うのでほとんどすべての症例で「歯を抜かない矯正」が実現できるのです。

 

噛み合わせの矯正(デーモンブラケット)での症状の改善例
1、鼻づまりの改善
2、睡眠時無呼吸症候群の改善
3、脳の循環の改善

1、鼻づまりの改善
矯正治療をされて鼻づまりの改善を喜ばれる患者さんは多いです。上の顎がのアーチが広がったり、下の位置が挙上されることによって改善することが可能です。

2、睡眠時無呼吸症候群の改善
弱い力の噛み合わせの矯正治療で、お口の中は広がり、舌の入るスペースは拡大し、中枢神経系に働きかけ、筋肉の緊張が緩和し、睡眠時無呼吸が改善します。(当院ではさらに東洋医学的な方法で、改善する別のアプローチも行います。)

3、脳の循環の改善
噛み合わせの改善によって中枢神経への血流や、脊髄液の流れが変化し、中枢神経系が活性化します。(下図、クリックすると拡大します)
ご存知の通り、これらの症状は、歯科では今まで治療の対象とは思われていなかったことです。噛み合わせを改善すれば、こんな副次的効果もあるのです。

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