- 2011.12.18
- 矯正治療
子供の受け口の治療
子供の受け口は、現在はムーシールドが最も良い効果が得られます。
以前はチンキャップ(顎を後ろに押す装置を付けるもの)やFKOなどが使われていましたが、ほとんど効果がないことがわかってきました。
受け口は多くが下顎の骨格が過成長していることが原因と考えられていましたが、むしろ歯の生え方に問題があることが分かってきたのです。
それをうまく治せるのが、ムーシールドで、しかも患者さんの負担が少ないので、非常に良い装置だと思います。少なくとも半年もしていると治療成果が現れます。
私の医院では顎が左右的に曲がっている患者さんにも自作の装置を作成し、大きな効果が得られています。
顎が、左右的に曲がっていると、子供の場合集中力が無くなったり、体が疲れやすくなったりする場合があります。
このような顎のずれに敏感な子供は、私の経験では頭の回転が速く、ほかの子供とは違った能力がある傾向があります。おそらく敏感な分、いろいろな感性に優れているのではないかと思います。
治療を施してあげると、そのような感性が解放され、花開くので、非常に利発になる気がするのです。
実際これが本当に歯の治療と100%関係するかわかりませんが、私の子供のかみ合わせを治療したところ、成績が信じられないほど上がりました。本人は自分の努力の成果と言っていましたが・・・。
子供の場合はかみ合わせや顎の位置を変えると、大人より素早く反応して、首の骨や、肩の骨の位置まで変化してきます。
歯の矯正をこういった方面から今も研究していると、治療自体が非常に楽しいのと同時に、非常に責任を感じる治療であると思います。
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