- 2016.03.07
- 咬合治療
かみ合わせの取り方と顎関節症
かみ合わせは重要であることは、このブログを読んでいらっしゃる方はご存じだと思います。
実はかみ合わせの取り方は100年以上も悩みに悩んで、数多くの歯科医師たちが挑戦を重ねても結局どうやって正しいかみ合わせを取ってよいのかをわからなかったのです。
私の場合、10年以上体の調整を整体師や、オステオパシーの先生などのやってもらううちにわかってきたため、自分の患者さんに試行錯誤の上で治療に生かして来たら、やっとのことでおおむねの方法を掴むことができるようになりました。
そもそも私自身が顎関節症で、自分の歯を矯正治療をしたとき、自分のかみ合わせが自分が思っていたよりはるかに狂っていたこと、そして、奥歯が極端に低かったことなどに気が付きました。
そして、1回目の矯正治療が終わったとき、奥歯で物を噛むと、とても力強く噛めた経験から、ひょっとするとほとんどの日本人は奥歯が低くなっているのではないかと考えるようになりました。
そして、今ほとんどの矯正治療をする際は奥歯を高くする治療を行い、ほとんどの患者さんで体調改善が認められるようになりました。
かみ合わせの位置を単純に上顎に対する下顎の位置を動かして取ればよいとほとんどの歯科医師が考えていましたが、実際は違っていました。
また頸椎や頭蓋骨がゆがんでいることがあるので、初めから正しいかみ合わせの位置など実際は採得することは不可能ということも理解したのでした。
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