- 2016.08.02
- 物理的歯科治療
本当の病気の原因は?
私たちは歯科医ですから、歯の疾患について常に考えることが多いです。
そして、「本当の原因は一体何なのか?」という方向へと考えを向けざるを得ません。
今行われている多くの医療行為が、「結果の修正」であることは今まで何度も書いてきました。
結果の修正は、また同じ結果を生みます。
ガンをとっても、ガンになった人はまたガンになるリスクがあります。
ガンになるリスクを取り除くのが本当の治療であり、ガンを取った後になぜガンになったか、そしてそうならない方法を指導するまでが医療だと考えます。
歯科でも、無理な生活をしていたり、激務で歯がぼろぼろになっている人が結構たくさんいらっしゃいます。
また、家族間とのトラブルでストレスを受け、それが原因で歯がだめになる人もいらっしゃいます。
しかし、残念ながら、これらはいくら会社や相手の責任にしたとしても、結局自分が変わらなければ何も状況は変化しません。
患者さんの治療をするときは、私は治療はきっちり行いますが、やはり「自分がどうしたいのか?そして自分が変わることが出来るのか?」といったことが、今後の治療の経過が良くなる上で非常に重要だと考えています。
自分の問題点を知り、それを克服する方法を考え、今すぐに改善できなくても、将来に向かって改善する方法を考えてもらえるようになれば、本当に治療がうまくいったといえるのです。
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