敏感な人が増える昨今どんな治療が必要でしょうか?

  敏感な人が増える昨今どんな治療が必要でしょうか?

院長ブログBLOG

2017.06.07
物理的歯科治療

敏感な人が増える昨今どんな治療が必要でしょうか?

今、原因不明のアレルギーや体調不良の人が増え続けています。
私も、歯科治療をしているうちにとても敏感な人だったり、体調不良を訴えている人がたくさんいらっしゃることに気がつきます。
そして、歯の治療や噛み合わせの治療でそれがどんどん軽減してゆく様を見て、一体何が起こっているのかにわかには理解できないこともたくさんありました。
現代人は昔と違って、かなり精神的にも、肉体的にも敏感な体質になっている人が増えている気がします。
そして、わずかなストレスに反応して筋肉が固まったり、骨格が歪んだりするようです。骨格が歪むと全身のバランスが崩れアレルギー症状が出ることも稀ではありません。
そしてお口の中の虫歯や、わずかな不良物質(汚れや劣化した材料など)によって、大きな反応が出てしまうこともしばしばです。
ですから、歯科治療も今までとは違ったアプローチが必要で、虫歯をきちんと取り、汚れをためにくい材料を使わないと、後で徐々に汚れ体調不良の原因にもなるのです。
先生の中にはメタルフリーを勧める先生もいらっしゃいますが、樹脂は確かに強度が上がっていますが、どうも水分などの悪い物質を集める性質があるようで、あまり積極的に使いたいと思いません。
患者さんを治療していると、敏感な患者さんほど金属を使った治療のほうが経過が明らかに良いのです。これは金属自体が咬耗しにくく、噛み合わせの変化を起こしにくいからだと思います。
また、矯正治療も顎の位置を変化させることによって、自律神経のバランスが整ったり、花粉症などのアレルギーがなくなってしまうことすらあります。
全てそうなるとは言い切れませんが、実際何らかの効果が出ていることのほうが多いのは紛れもない事実です。
そして、筋肉の緊張は明らかに体全体のバランスを崩す原因となります。体の緊張状態がとれるような噛み合わせの位置にしないと、どんなにマッサージをしてもらっても緊張が取れない筋肉があることに気がつきます。
つまり、疾患を治すという意味が、今までとは一歩違った見地に立たないとこれからの敏感な患者さんには対応できないことだけは事実です。
今も試行錯誤を続けています。

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