審美治療が意味するもの

  審美治療が意味するもの

院長ブログBLOG

2018.03.31
修復治療

審美治療が意味するもの

審美歯科という言葉をよく聞きます。
しかし、歯科で言う審美とは何を意味するのでしょうか?
歯を削って人工の歯を入れたり、歯をきれいに並べて美しい口元にすることを多くの審美歯科専門の歯科医は求めているようです。
しかし、私は機能的に正しくなる治療をすれば、おのずからその人にとってベストの審美を回復できると考えています。
本来の機能美と同じ意味と考えた審美は、人種や家系の遺伝に基づいた骨格にあわせたものであるはずであるということになります。
アフリカ人が笑うと上の歯が目立って見える人が多いですが、それを見えにくくするように歯を抜いて矯正治療をするとどうなるでしょうか?
おそらく、たちまち力が出なくなって、場合によっては動けなくなってしまうかもしれません。
多くの日本人が口元を気にして歯を抜いて治療をします、大学でも抜歯矯正が正しいケースがあると教えられますが、その結果の多くが、体調を知らない間に崩してしまっているのを私の臨床経験から気がつきました。
セファロ分析による診断によって、抜歯基準を決定するといった、一般的な矯正治療の大学教育を受けた私の場合も何例か抜歯による矯正をして、その結果から非常に後悔したケースが何例もありました(今は抜歯矯正は全くやっていません)。
患者さんが求めている審美のうちの多くが、「相手がどう思うか?」といったことにとらわれすぎており、もちろん機能的に問題がある並びや咬み合せは除外しますが、多くの場合、一種の強いコンプレックスを持った精神状態がそう考えさせていると私は考えます。自分が思っているほど他人はその人の歯の見え方など気にしていません。
そう考えると審美歯科を売り込む前に、そのようなコンプレックスが一体何が原因なのか?そして場合によってはそのような思考になってしまう脳自体を治してあげる必要があるわけです。
私が矯正治療をしていて気がつくことは、かみ合わせやそれに伴い体に問題がある人のほとんどすべてが頭蓋骨がいびつに変形しているということです。
頭蓋骨についている筋肉の異常な緊張や、全身のゆがみ、そして頚椎のゆがみなどが原因で起きる、脳脊髄液や血液、リンパ液の循環の偏り、特定の脳の機能を使いすぎることによる脳のむくみなどが原因だと思います。
矯正治療や、整体、気功治療などを受けてもらうと、このような歪みが改善されてきます。
すると、当然若返りの効果まで得られます。
そう考えると、体の老化とは、このような循環障害や歪みが原因で起きていると考えられ、これらをきちんとコントロールできるようになれば、人間は120歳まで生きられるということはどうやらうそでは無さそうです。

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