- 2010.01.03
- 全身と歯の関係
全身症状とかみ合わせ
かみあわせと全身の症状は、かなりおおきな関わり合いがあることは昔から言われていました。
私はこのようなことにあまり関心がなかったのですが、自分の患者さんがあまりにも沢山治ってゆくので、信じざるを得なくなりました。
もともと患者さんも歯でそんなことがなくなるということは思いもしないことが次々治ってゆくのですが、はじめから、おかしかったことなど言ってくれません。しかし治ってからこんなことがあったとか、あんなことがあったとかいわれるのです。
はじめにあったのは、味覚がなくなっていたのが味覚が感じられるようになったということでした。この患者さんはナイトガードを入れただけでした。
それから、このようなことは次々起こるようになり、その後最も驚いたのは、自律神経失調症や、大人の皮膚のアトピーの症状が治ったりしたことです。はほとんど原因は噛み合わせにあるような気がします。大人になってからアトピーになるなんでおかしいと私も思ってはいたのですが、何が原因かはわからないというのが皮膚科の先生の意見で、原因がわからない病気って結構あるのだと思ったものです。
実際私も背中にアトピーができていて、かなり悩まされました。これが女性であればもっと深刻に悩むことでしょう。
私の場合はもうほとんど治ったのですが、アトピーの症状が出始めたのが先輩に治療された直後からだったのですし、治ってきたのも噛み合せを治し始めてからですから、歯の噛みあわせが原因であることは疑いようもありません。
最近感じているのは女性に多いバセドウ氏病(甲状腺機能亢進症)なども多くの人がその原因は噛み合わせにあるのではないかと思います。
というのはバセドウ氏病になる人の多くが以前に矯正治療を経験しており、しかも抜歯矯正をされています。
また共通した噛み合わせの特徴に、顎が後ろに下がっていることです。
実は顎が後ろに下がっていると一見、顎が出ている人より、きれいに見えます。
ですから、顔は美しいのですが、いかにも病的です。
これも審美性を追い求めるあまり、全身的な病気を作り出してしまっている現代の歯科医療も矛盾のひとつではないかと思うのです。
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