- 2013.03.13
- マネジメント
企業の危機管理に学ぶ医療
世界的競争時代に入った企業の間では、危機管理が非常に重要になってきています。
企業防衛といって、何か問題が起こる前に、それが起こらないよう予防処置をとっている企業が成功している時代です。
一方医療こそこの危機管理と、予防処置が重要な分野はないでしょう。
しかし、現状の医療は危機管理と予防処置がきちんと行われているとは言えません。
ほとんどが手遅れの医療、手遅れの治療に終始している気がするのです。
歯科医療に従事し、ISO9001などを付き合ってゆくうちに、危機管理を予防処置がいかに重要かわかってきました。
虫歯になる前に、虫歯にならない処置にお金と時間を投入すると、一見もったいない感じがするのですが、健全な状態を将来にわたって保障されるというご褒美がもらえます。
今の医療はほとんどが治療が必要なほど悪くならない限り何もしません。もっと積極的に予防的な医療を行ってもおかしくないと思うのですが、患者さんの意識や先生が治療をするのが精いっぱいでそこまで手が回っていない気がするのです。
しかし、私自身自分の医院を改善してゆくうちに、予防のほうに力を入れていったほうが、どんどん仕事はやりやすくなる気がするのです。
勿論患者さんにも意識改革が必要で、何度伝えてもその価値を理解できない方もいらっしゃるので、その分国全体で意識改革が必要ではないかと考えます。
いずれにしても、患者さん側と医師側の両方に危機管理を予防処置に学ぶ感覚が養われる意識改革が必要でしょう
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